MESSAGE
代表挨拶
私が起業を志したのは私自身がベンチャーの世界に飛び込み、挫折した原体験にあります。私は20代の頃に、新卒で入社した大手教育事業会社から数十名程度のベンチャーへの転職を決断いたしました。ただ当時はリーマンショックの影響も残る厳しい景況の中、会社の期待に応えることが出来ず、試用期間を待たずして退職に至りました。今も記憶に残るのは退職の瞬間よりも、その後の多くの企業に門前払いを受け、再起の機会がなかなか持てない現実に愕然としたことを強く覚えています。その後、私はこれまで転職エージェントとしてベンチャー、スタートアップに挑戦するも挫折し、再起に苦戦される方の存在、あるいは逆の立場で会社の生死を懸けた苦渋の決断を強いられる起業家の苦悩など、ベンチャーの世界に身を置く方々の多くの厳しい現実を目の当たりにしてきました。
しかし、そのような厳しい困難に立ち向かい、新たな価値の創造、社会の変革といった壮大な挑戦を形にしていくベンチャー、スタートアップには、今の日本の閉塞感を打ち破る可能性を心の底から感じています。勿論、世の中を変える挑戦を無傷で成し遂げられるのは至難の業であるのは言うまでもありません。それでも一つでも多くの挑戦が実を結び、挫折があったとしても再起できる社会を築き、次の世代が自分の心のままに挑戦できる未来を創る、そのための土壌を築いていくことが私共の使命と考えています。